卒論がやばい。

誰のとは言わないが、しょーごの卒論がやばい。
教授はアレよりはマシと言っていたが、私はしょーごの卒論はアレよりひどいと思う。
しょーごの卒論がアレに勝っている点はページ数だけのような気がする。
つまり、労力は確実にアレよりかかっているが、内容にまったく反映されていない。
しょーごの卒論はおおよそ論文の体裁をなしていない。
いや、ある意味予想通りではある。
だからぽたーさんやPascalさんが必死でアドバイスしていた。それがあの有様。
確かにしょーごの卒論はそれらのアドバイスを余すところ無く吸収した集大成であることは認める。
だが、残念なことにベクトルが違っていたようだ。全てのアドバイスを悪い方向に吸収してしまった。


昨日、私が帰った後にしょーごの卒論第1版が完成したらしく、
今日、研究室に行くと誰もが「あれは永久保存」と口にしていた。
しょーごのことだからよっぽど愉快な論文に仕上がったのだろうと期待して読んでみた。

2008年も携帯電話は進化し続けている。


・・・なんだこのデジャヴは・・・?戦慄が走った。
この最初の一文だけで、いったいどれだけ突っ込みどころが溢れているというのだろう。
強いてあげるとすれば、まだ2008年は25日間しか経っていないことだろうか。

だが、私は満足していない。


戦闘力1万・・・10万・・・バカなっ!まだ上がるだと!?
以降、しょーごクオリティ溢れる文章が続く。
緒論だけを校正すると、しょーごの緒論は20数行のうち2文しか残らなかった。最初と最後の1文ずつ。


ひとしきり笑った後、ふと考えた。


これは、もしかするととんでもなくやばいのではないか・・・。


卒論の本締め切りを数日後に控え、明日からは土日が挟まる。
そんな中しょーごは予定のため、早々に研究室を後にした。
とりあえずしょーごに連絡を入れた。お前、卒論かなりやばいぞ、と。


しょーごは怒っていた風だった。
私にはもうどうすることもできないと思った。


頑張れしょーご、無事に卒業するその日まで・・・。